【信達生物製薬】1-6月期EPSは前年同期比76%増の0.81元

2021年12月5日

江蘇省蘇州市に本拠を置く信達生物製薬(Innovent;01801.HK)が2001年8月25日に公表した1-6月期決算によると、1株あたり利益(EPS)は前年同期比76%増の0.81元となった。5つの製品が承認されるなど品ぞろえの強化で売上高が大きく伸びた。

PD-1抗体治療薬「シンチリリマブ」は、非扁平上皮非小細胞肺がん(nsNSCLC)、扁平上皮非小細胞肺がん(sNSCLC)、肝細胞がん(HCC)の3つのファーストラインでの新薬承認を取得したほか、セカンドラインでのnsNSCLCも取得、順調に適応拡大を進めている。

>>中国医療医薬情報「Quan」による分析

創業10周年の節目に当たる2021年12月期の年間売上高は40億ドルを超える見通し。抗体を核とするバイオテクノロジー企業から細胞療法や低分子創薬を含む総合「製薬メーカー」への脱皮を遂げており、グローバルな視座も培われている。グローバル・インベスターを意識したIR資料の作成・開示に期待したい。

信達生物

Posted by Hs