【恒瑞医薬】1-6月期EPSは前年同期比2.4%増の0.42元
中国江蘇省連雲港市に本拠を置く恒瑞医薬(Hengrui Medicine; 600276.SH)が2021年8月20日に公表した1-6月期決算によると、1株あたり利益(EPS)は前年同期比2.4%増の0.42元となった。同社が革新的医薬品と位置づける新薬が大きく伸びた。
「革新的医薬品」事業の売上高は前年同期比44%増の52億700万元。臨床開発は順調に進展。「アビラテロン酢酸エステル」と「プレドニゾロン」の併用で前立腺がんの適用取得を目指す国際共同治験の開始が米国食品医薬品局(FDA)の認可を得た。
>>中国医療医薬情報「Quan」による分析
がん領域の新薬パイプラインは拡充中。実施中の国際共同治験23件のうち、7件がフェーズ3を行っているうえ、karilizumabについては肝細胞がんの適用でFDAからオーファンドラッグステータスを取得。特に米国でスピード良く臨床開発が進んでいる点が好感できよう。