【博実股份】1-6月期EPSは前年同期比27%増の0.28元

2021年12月5日

中国黒竜江省本拠のハルピン博実股份(深センA株02698)が8月28日に公表した1-6月期決算によると、1株あたり利益(EPS)は前年同期比27%増の0.28元となった。中国政府の製造業支援策などを背景に高機能(インテリジェント)製造装置が好調に推移した。

製品群別では、石油化学後処理工程向けが前年同期比2倍と大きく伸長、売上高構成比率も56%に高まった。合成ゴム産業向けも拡大した。一方、ロボット・完成品システム関連は急減、製品物流上の停滞や価格調整の悪影響を受けた。

>>中国医療医薬情報「Quan」による分析

同社が約14%を出資する「浙江瑞スマート医療機器有限公司」が手掛ける腹腔低侵襲手術ロボットプロジェクトでは、尿管結石の除去手術で必要な臨床試験を終了し、登録申請段階に入ったほか、別の子会社で取り組む放射線治療ポジション調整システムは当局からIGPS-O、IGPS-VG像誘導認可を取得した。石油化学産業から医療分野に大きく基軸を移すことができるか、今後の医療分野での提携・買収戦略を含め要注目。

博実自動化

Posted by Hs